テレビや雑誌で度々取り上げられている「ピラティス」ですが、「ヨガ」と比べるとまだまだ一般的では無く、どういったものか知らない方も多いのでは?
つくしグループが取り組んでいる「ピラティス」についてご説明させて頂きます。
どんなエクササイズなの?
いくつかピラティスエクササイズの例を出すと
こういった、ゆったりとした動きの中で、行うエクササイズになります。
重いものを持ち上げて行う筋トレや、音楽に合わせて身体をリズミカルに動かすようなエクササイズと違い、自分自身の呼吸、一つひとつの筋肉の動き、骨格の動きを意識しながら行うのが特徴です。
ハードな筋トレでは無いので運動の苦手な方や、ご高齢の方でも効果の出せるエクササイズでもあります。
上記の動画はローラーを使ったエクササイズですが、この他にもマットで行うものやマシンを使用するエクササイズ法もあります。特別な道具が無くても行えるので、ご自宅でも取り組みやすいのも特徴です。
どんな効果があるの?
ピラティスは元々ダイエットや美容の為に開発されたエクササイズでは無く、「リハビリ」を目的に開発されたエクササイズです。
エクササイズを通して正しい姿勢で正しい身体の使い方ができるようになる事で
- 筋肉・関節の慢性的な痛みの解消
- 運動パフォーマンスの向上
- 怪我の防止
- 出産後の体型改善
- 基礎代謝のアップ
- ボディーラインの改善
- インナーマッスルの強化
- 自律神経を整える
- 免疫力のアップ
- ストレスの解消
といった様々な効果があり、実際に体験してみると身体の変化を実感でき、世界的に近年人気が爆発しています。
ヨガとの違い
ピラティスというと、よく「ヨガみたいなやつでしょ?」と言われますが、確かにパッと見は似ているかもしれませんが、起源や目的、呼吸法など大きく異なります。
- ヨガは元々は修行僧の瞑想法として発達したため、どちらかと言うと身体面より精神面に重きを置いています。
- ピラティスは「リハビリ」が目的で開発されたので、「身体面」に重きを置いてあります。
- ヨガは、正しくポーズ(アーサナ)をとり呼吸を意識しながら、静止状態をキープします。
- ピラティスはエクササイズなので、ゆっくりと動き続けます。その際にひとつひとつの筋肉、インナーマッスルの動きまでを意識するのが特徴です。
- 呼吸法はヨガは腹式呼吸、ピラティスは胸式呼吸
こういった違いがありますが、精神面の落ち着きやリラクゼーションを主に求める方はヨガ、身体面の改善を主に求める方はピラティスを始めると良いかと思います。
ピラティスの歴史
ピラティスは、ドイツ人ジョセフ・H・ピラティス氏によって考案されたエクササイズメソッドで、彼自身は「コントロロジー」とこのメソッドを呼んでいました。
幼少期、とても身体の弱く病弱だったピラティス氏は、それを克服しようと父親の働くスポーツジムであらゆるトレーニングを重ねて身体を鍛錬し、14歳の頃には鍛錬された身体を手に入れたそうです。
そして、第一次世界対戦中、イギリスのマン島に敵国人として送られたピラティス氏は、筋肉を伸ばす為のエクササイズを考案し始め、自身のエクササイズを他の収監者にも伝え、1918年にスペイン風邪が流行した時、彼の仲間は誰一人感染する事なく、収監前よりも健康だったと語られています。そして、マン島で看護師として働いたピラティス氏は負傷者のリハビリ、筋肉強化の為のエクササイズを伝え、寝たきりの患者さの為にベッドのスプリングを利用した機器なども開発しました。
そして、終戦後ドイツに戻ったピラティス氏は軍警察の指導などを行いながら様々な活動を行い、1926年ニューヨークに渡りスタジオを開きます。彼のエクササイズメソッドはバレエダンサーを中心に支持され、怪我をした多くのバレエダンサーの怪我を回復させました。次第にその驚きの成果に噂は広まり、多くの人々に支持されるようになります。
ピラティス氏は1967年に86歳で亡くなりますが、彼の残したメソッドは、スポーツ、医療、美容など様々な方面で活用され広がりを見せています。
ピラティスをしている有名人
今や様々な芸能人やセレブ、スポーツ選手に愛されるピラティスですが、それらの情報に関しては様々なホームページで取り上げられているのでご紹介させて頂きます。
つくしグループでの取り組み
私たちつくしグループでは、深刻な腰痛や肩こり、膝の不調などを日々診させていただく内に感じた、整体や鍼灸だけでは叶えられない「根本的な解決策」として、「ピラティス」に注目してきました。2014年から6年の年月をかけてグループ内にインストラクターを育成してきました。柔道整復師、鍼灸師といった国家資格を持った施術スタッフがさらに「ピラティスインストラクター」の資格を持つ事で、患者様の痛みを抑え、身体のバランスを整え、インナーマッスルを活性化させる事ができる根本解決ができる治療院として活動しております。
当グループが学び、実践しているのは、ファンクショナルローラーピラティスと言う、理学療法士の考案した、現代の解剖学・運動学を踏まえた画期的なピラティスメソッドです。
人生100年時代とピラティス
今からは「人生100年時代」がやってくると言われています。医療の発達で病は克服されていくかもしれませんが、筋肉や関節は消耗品です。そこが人工関節などに置き換わった100年時代だとやはり人生の後半を楽しめないのでは無いでしょうか?私たちは患者様にいつまでも自分の脚で歩き、お仕事や趣味、スポーツで活躍できる身体を維持して頂きたいと考えています。
整体、鍼灸、ピラティスを組み合わせたプログラムをご提供し、健康的な身体を維持・コントロールする術をお伝えしています。これからも、地元地域の健康寿命の延伸に寄与して行きたいと考えています。
お問い合わせは
つくしグループの各店舗にお問い合わせ下さい